緒形拳さんの葬儀は7日午前、東京都新宿区の法華宗獅子吼会本部で密葬の形で営まれた。
親族や近親者、ごく親しい俳優ら50人が参列。報道陣はシャットアウトされたが、葬儀会場の周りを多くのテレビカメラが囲んだ。
俳優仲間や後輩では、津川雅彦をはじめ、藤村志保、竹野内豊、高橋克典らが駆けつけたが、いずれも突然の死に沈痛な表情を浮かべ、無言のまま会場に入った。
午後0時20分すぎ。緒形さんの棺が親族らの手によって迎えの車まで運ばれ、斎場に向かった。先頭には親交の深かった脚本家の倉本聰氏が立ち、ハンカチを握りしめた沈痛な表情のエッセイストの安藤和津さんが続いた。最後列には俳優の長男・幹太と次男・直人の姿もあった。
位牌を抱いた夫人が棺とともに会場を後にすると、俳優仲間らは唇をかみしめながら名優の旅立ちを見送った。
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