民主党のB型・C型肝炎総合対策推進本部の会合が7日午後、国会内で開かれ、次期衆院選に同党から長崎2区で出馬予定の福田衣里子氏(27)が薬害C型肝炎原告として出席した。福田氏は「政治家に官僚が二人羽織になっている」と厚生労働省や与党側を厳しく批判した。
厚労省の担当者を前に福田氏は、今年4月から始まったインターフェロン治療の医療費助成について「厚労省は今年5月、自治体ごとの助成状況を『9月にはまとまる』と説明したのに、なぜいまだに結果を公表できないのか」と質問。同省側が調査票に回答期限を設けなかったことを明かし、ずさんな調査を露呈した。
福田氏は「(薬害問題を通じて)物事を何か解決しようと思ったときに、結局は今の体制のままでは同じ所で行き詰まると感じた。今は政治家の後ろに官僚が二人羽織になって法案を作ったり、答弁を考えたり、自分たちに都合のいい予算を付けて、誰も責任を取らない。強い者が勝つのではなく、弱い者が政治家になるべきだ」と涙ながらに訴えた。
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