忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

妖怪大戦争!?「水木しげるロード」めぐり商標権争い

 「ゲゲゲの鬼太郎」の生みの親、漫画家の水木しげる氏(86)の故郷で、「水木しげるロード」で有名な鳥取県境港市が揺れている。「観光カリスマ百選」にも選ばれた同ロード創設の功労者である元市議と、市との間で商標権争いが起きているのだ。元市議が横領と背任の疑いで書類送検され、カリスマの称号も剥奪(はくだつ)されたことで、事態は混迷の度を深めている。

 「あの人は最初から功労者なんかではない。市の観光事業を盛り上げるどころか、阻害する張本人」

 市観光協会の関係者は怒りをぶちまける。矛先は先月、国土交通省から「観光カリスマ」の認定を取り消された元市議、黒目友則氏(59)だ。

 「観光カリスマ」は、地域の観光産業振興に寄与した人物に与えられる。内閣府、国交省、農水省を事務局とし、これまでに、映画「フラ・ガール」でお馴染みの「スパリゾート ハワイアンズ」(福島県いわき市)などを対象に、計100人が選出された。黒目氏はいまや年間100万人規模が訪れる市のシンボルとなった「水木しげるロード」創設の功労者として選出されたが、風光明媚な港町で、一体何があったのか。

 黒目氏は市役所勤務中の1992年から、妖怪による町おこしを起案。同ロードに観光施設「妖怪神社」やギャラリーを設立した。2002年2月からは市議を務めたが、在任中の03年、ある“醜聞”に見舞われる。

 「県と市からの補助金230万円の横領疑惑が発覚。さらに社長を務める『妖怪神社』の資金の不正流用も内部告発された」(県政関係者)

 疑惑発覚で、社長は解任、議員も辞職。絶体絶命の黒目氏だったが、観光カリスマ認定を追い風に、反撃に出る。

 「『千年王国』という新会社を設立し、妖怪神社を勝手に商標登録。この反撃で、市はグッズ販売事業に大ダメージを受けた」(観光協会関係者)

 まさに妖怪戦争の様相だが、黒目氏が6月に先述の補助金横領容疑で書類送検され、カリスマの看板も下ろされたことで形勢は再び逆転。市側の訴えにより黒目氏側の商標登録も取り消された。

 観光協会は「これで事業をめぐるネジレもスッキリすればいいが」というが、「黒目氏は鬼太郎の生みの親である水木プロとすこぶる良好な関係。カリスマを取り消されたとはいえ、一筋縄ではいかないでしょう」(同)との声も。

 黒目氏も自身のブログで《自由な発想と行動で必要とされる地域に飛んで行きたい》と意欲満々。

 前述の千年王国は「何も答えられない。事実を知りたければ、こちらに来ればいい」とし、水木プロからは「水木しげるロードを作った立役者であることは変わらない。変わらずがんばってほしい」とエールを送られている。妖怪の里はいまだ波乱含みだ。




流鏑馬 神事と祭り
PR

フリーエリア

忍者アナライズ

カウンター

満足施設

リンク