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光市母子殺害

供述変化は「調書の意味分からず…」光市母子殺害 

山口県光市の母子殺害事件で、殺人などの罪に問われ、最高裁が1、2審の無期懲役の判決を破棄した元会社員の男性被告(26)=事件当時(18)=に対する差し戻し控訴審の第8回公判が18日、広島高裁(楢崎康英裁判長)で開かれ、弁護側の被告人質問が行われた。被告は捜査段階の取り調べについて「黙秘権についても知らされず、自分の意見とは違う内容の調書が作られていった」と供述した。

 被告は差し戻し前の控訴審までの間、起訴事実については争っていないとされていたが、上告審で提出した上申書の中で、被害者の本村弥生さん=当時(23)=と、夕夏ちゃん=同11カ月=への殺意を否定、弥生さんへの乱暴する目的もなかったと主張している。

 この日の公判では、供述が変化した背景をめぐり、弁護側が質問。被告は「捜査段階で弁護人がついてくれることを知らなかった」とし、「供述調書の意味や、調書の内容を訂正したり署名を拒否したりできる権利も分かっていなかった」と説明した。

 その上で、乱暴する目的については「捜査段階では性行為があったことだけ認めた。取り調べの中で、弥生さんに甘えたいという衝動を性行為と結びつけられた」と述べた。

 1審・山口地裁の初公判での罪状認否では起訴事実を認めたことについては、「おおまかな点について間違いないということで、説明不足という点は否めない」と供述。検察側の主張に「違和感を覚えたが、異議を申し立てる権利も知らなかった」とした。

 差し戻し前の控訴審で取り上げられた友人に出した手紙で、「7年でひょっこり芽を出す」と書いたことに関しては、「本村さんの著作に、無期懲役の場合は7年で仮釈放されると書かれてあった」とし、犯行をイヌの交尾に例えた内容についても「当時、自分が鬼畜のように言われていたから、自分をイヌに例えた」と説明した。

 19日の第9回公判も引き続き、供述の変化について被告人質問が行われる。

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