ローカルな旅　四国旅行

プロ野球巨人軍の終身名誉監督、長嶋茂雄氏（７１）の夫人、亜希子さん（６４）が１８日　午前４時３３分、東京都内の病院で心不全で死去した。通夜・告別式は近親者のみで執り行う予定。

　関係者によると、亜希子さんは１７日夜、外出先から車で帰宅する途中に突然、気分が悪くなり容体が急変。家族らが渋谷区内の病院に運んだ。ここ数年、体調が悪く、入退院を繰り返していたという。

　亜希子さんは、昭和１８年１月、東京生まれ。東京オリンピックのコンパニオンをしていたことがきかっけで、長嶋氏と昭和４０年１月に結婚。長男の元プロ野球選手、一茂氏ら２男２女に恵まれた。


長嶋茂雄氏：１９３６年２月２０日、千葉県佐倉市生まれ。佐倉一高から立大を経て、５８年巨人入り。東京六大学で、８本塁打の新記録（当時）を樹立した人気スター。通称ミスター。プロ入り１年目から活躍。本塁打、打点の２冠で新人王に輝く。５９年の天覧試合（阪神戦）では、村山投手からサヨナラ本塁打を放つなど大舞台で強さを発揮。「燃える男」としてますます人気スターとなり、ミスタージャイアンツとしてプロ野球ブームを牽引した。７４年、「巨人軍は永久に不滅です」の名言を残し、現役引退。現役時代の成績は１７年間で２１８６試合、８０９４打数２４７１安打、４４４本塁打、１５２２打点。タイトルは首位打者６度、最多安打１０度、本塁打王２度、打点王５度。新人王、最優秀選手５度、ベストナイン１７度、ゴールデングラブ賞２度。引退と同時に巨人監督に就任。６年でリーグ優勝２度も５５年に辞任。報知新聞客員などを経て９３年、巨人監督に復帰。９４、９６、００年リーグ優勝。００年は王監督率いるダイエーとの「ＯＮ対決」となった日本シリーズを制し、２０世紀最後のシーズンを日本一で締めくくった。０１年シーズン終了後勇退、終身名誉監督となる。０３年、アテネ五輪アジア予選ラウンドでは監督として日本代表を指揮。しかし、０４年３月に脳梗塞で倒れ、アテネ五輪本戦では指揮をとる事ができなかった。その後、脅威の回復力をみせ、０５年には東京ドームの試合などで、リハビリ中ながらも元気な姿を見せた。

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